我が家にガスを届けてくださるガス屋さんから毎月請求書と一緒に届く
Maruiムティ(マルヰ かわら版)に載っていたちょっとした良いお話です。



江戸は世界でも有数の人口密集都市で、多くの人が生活していました。
その中で治安が保たれた暮らしが、維持されていたことには
学ぶべき点がたくさんあると、近年注目されています。

こんな今だからこそ、江戸の暮らしから日本の美徳を見直してみませんか
周りの人も自分も気持ち良く過ごせる、古き良き日本の心遣いを紹介します。

 謙虚な心で(うっかりしていてごめん)

人にぶつかったり足を踏んでしまったら、謝るのは当たり前ですが
江戸の人々は、された方も「こちらこそうっかりしてて」と謝りました。
これもお互い大ゲンカに発展させない江戸庶民の知恵なのです。

 命はひとつだから生き物を慈しむ気持ち

江戸の人々は、人間は動物・植物・天候などを含めた「自然」に生かして貰っているものと考えて居ました。
小さな花や虫も、尊い命を持つ物として大切にし、慈しむ。
そんな気持ちが弱い者や小さい者に対する思いやりにつながって行ったのです。

 同じ立場だからお互いさまの相身互い


「相身互い(あいみたがい)」とは同じ境遇や立場、身分の人同士が助け合う事です。
大勢でひとつの建物に住む長屋では、みんな家族同然「困った時はお互いさま」と
米や味噌などの貸し借りを普通にして支えあって暮らしていました。

 自分だけでなく隣の人にもお裾分け

幸せを独り占めにせずみんなで分けあってこそもっと幸せになると
隣同士でお裾分けし合う事も日常茶飯事。
「箸と椀 持って気やれと 壁をぶち」という川柳が残るほどお裾分けする気持ちをみんなが持っていた。

 当然のように持っていた目上の方への敬意の心

年を重ねた方はいろいろな経験があり尊敬されていたため、目上の方を手助けするのは当然の事でした。
また、朝食前に何か奉仕できる事は無いかと近所を見回る習慣があり、
奉仕活動を苦と思わないことから「朝飯前(あさめしまえ)=簡単」という意味に転じたと云う説もあります。

ただ、私が年を重ねて今思う事は、年を重ねたものも「尊敬されるように努める事」も大事だと思っています。

 公共の場だから当たり前に奉仕する

長屋では炊事場やトイレは共同。
そのようなみんなが使う公共の場は、自分だけではなくみんなの為にもなることから
奉仕する精神が自然に育まれました。
自分の家の前だけではなく周りまで掃除するのは当たり前だったのです。

雪国北陸では家の周りの雪かきで人の心が解るとも言われています。

 
知っていますか?
江戸の言葉が身近な言葉の語源に繋がっています。

ありがたい
漢字では「有り難い」と書き、めったにあり得ないことを意味しました。
それらは神さまや仏さまの慈悲だと感謝したことから、転じて感謝の気持ちを表す言葉となった。

いただきます
すべての食べ物が育まれる自然に感謝し
動物や植物の大事な命を「いただく」という気持ちが込められています。

おかげさま
神さまや仏さまのように、目に見えない「大いなるもの」が助けてくれているという、謙虚な感謝の心から生まれました。

 ムティモニターさんから聞きましたのページ
私が経験した「日本の心 思いやり」で心に残った言葉

1 ちょっとした手紙で幸せな気持ちになります。
 ご近所のお届ものにちょっとしたメモがある

2 我が家の前も掃除するさりげないやさしさ
 ご近所の方が家の前の道を掃除する時、我が家の前まで掃除する

3 「雨ですよ」との声かけで何度も助かりました。
 洗濯物を干している時うっかり雨が降ってきたのに気付かなかった時、「雨ですよ」と
 声かけをして下さったので洗濯物を濡らさなくて済んだ

4 相手に雨粒がかからない奥ゆかしい心配り
 細い路地でお互いすれ違う時に、傘を傾けたり少しすぼめて通りやすくする身のこなし。
 相手に雨粒が当たらないようにという奥ゆかしい気配りは日本人の心だと感じる

 江戸商人のしつけ
子どものしつけも、まずは”心”から

江戸では「三つ心、六つ躾(しつけ)、九つ言葉、文十二、理十五」の躾の指数が広く伝えられました。
それは、次の事を意味しています。

◆ 三歳までに、心の大切さを理解させる

◆ 六歳までに、日常生活のしぐさを身につけさせる

◆ 九歳までに、どんな人にも失礼にならない挨拶や世辞(せじ)を覚えさせる

◆ 十二歳までに、きちんと中身が伝えられる文章を書けるようにする

◆ 十五歳までに、宇宙に存在する一切の物事の仕組みや意味などを理解させる

 円滑な人間関係を築くために、小さい頃からしっかりと躾をしていたようです。

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